【サマーヒル通信】としえ先生の理科教室~虫メガネで火起こし~




スペシャル講師・としえ先生(元青山学院高等部理科教員/修士(物理学))によるサイエンス教室、今回のテーマは「虫メガネで火起こし」。
小3〜中1の生徒が参加しました。
私たちの身のまわりには、光を利用した不思議な現象がたくさんあります。
そのひとつが「凸レンズによる光の収れん」です。
虫めがねを太陽の下で使ったことがある人も多いでしょう。
レンズの先に、小さな光の点ができ、その一点に紙を近づけると、じわっと焦げ始めます。
虫めがねは、ガラスやプラスチックでできた凸レンズです。
空気中からレンズに入った光は屈折し、さらにレンズから空気に出るときにも屈折します。
その結果、光は一点に集まります。この点が焦点です。
太陽光を焦点に集めたとき、黒い紙は白い紙より早く焦げます。
黒はすべての色の光を吸収し、熱に変えるからです。身近な道具の中にも、科学の原理がこんな形で隠れています。


