【サマーヒル通信】としえ先生の理科教室~高い音と低い音~






今回は「音の高さ」をテーマに、さまざまな音を出しながら、音の正体について考えました。
まずは音の復習から。
音は、ものが震えることで生まれ、その震えが空気などを通して耳に届く現象です。
震えているものを「音源」、音を伝えるものを「媒質」と呼びます。
音の高さは、震えの回数(振動数)の多さで決まり、
音の大きさは、震れの大きさ(振幅)で決まります。
◾️ワイングラスの実験
グラスの縁をなぞると、グラスが震えて音が出ます。
水を入れるとグラスは震えにくくなり、振動数が小さくなるため、音は低くなりました。
◾️ギターの弦
太い弦と細い弦を比べると、細い弦の方が揺れやすく、振動数が大きいため高い音になります。
また、弦を指で押さえて短くすると、波が行き来する回数が増え、高い音になることも確認しました。
◾️ペットボトルの実験
空のペットボトルに息を吹きかけると、ボトルの中の空気が震えて音が出ます。
水を入れると空気の長さ(気柱)が短くなり、振動が増えて音は高くなりました。
◾️試験管でドレミ
試験管に入れる水の量を変えることで、低い音から高い音まで音階を作ることができました。
水が多いほど、音は高くなります。
◾️リコーダーの仕組み
リコーダーは、穴をふさいだり開けたりすることで、管の中の空気の長さを変えています。
空気の長さが長いと低い音、短いと高い音になります。
「音の高さ」は、震えの速さと長さの違い。
身近な道具を使って、目に見えない音の世界を体感する時間になりました。


