ソーシャルサイエンス(社会科学)とは、自然環境や人間社会の問題を知り、解決に向けて考え・取り組むことでサステナブルな社会づくりを学ぶ学問。
身の回りの出来事や生活の一幕、ニュースやビジネスなどを題材に、探求学習・調べ学習の土台、「なんで?」「どうやって?」「いつ?」の発見と、たくさんあるその問いを解決する方法、周りの人に伝えるスキルを学びます。
発展型学習として、社会問題を知り・疑問を持ち・調べ・解決まで導いた成果を公式な場で発表するために必要となる、人を説得・納得させるためのエビデンスの構築や、発表の仕方・資料のつくりかた・プレゼンストーリーの立て方まで教えます。
教育先進国No.1の教育の目的は「何を学ぶかではなく、学び方を学ぶ」こと。学び方を知っていれば、新しい学習や応用的な学習は自力で学べます。
文部科学省では「総合的な探究の時間」を学校教育に導入し、社会で求められる力、つまり「生きる力」の育成に力を入れています。学校では難しい探究的な学びのうち、「ソーシャルサイエンス」分野から広がる体験型の教室を開催。
教育テーマは、生活に落とし込める身近な題材を持ち込み、楽しいワークを通して、地域社会の成り立ちや構造を体感的に知り、自立的な学びを促進させ、仲間とのコミュニケーションを向上させる。問いを立てる力、課題解決力を養います。
1.実践型のワークを中心とした講義
地域を知る、社会を知る、世界を知るためのワークを中心とたプログラムを実施します。1つのお題に対し、自分の生活と照らし合わせることや想像し「テーマをリアルに落とし込む」ところからスタート。
プロジェクト型の進め方を大事にし、ipadや図鑑を使用した情報収集をしながら思考を深めます。時には、屋外に出てのフィールドワークも行います。
どのように情報を得るか、正しい情報の見分け方、得た情報をどう使うか、アウトプットのノウハウを学びます。
また、考えたアイディアを形にする過程で、その目的から、ゴールから逆算した計算された事業計画を立てるワークより、リアルな売買や人の心理などを学びます。
2.自立型人材を育てるための自律学習
デジタルネイティブ世代が社会をけん引する今、こども達はこれまで以上に情報のスピードが速く・その総量も多い時代を生き抜く力が求められます。
指示待ちの仕事が成り立つ時代は終わりを迎えます。
新時代を軽やかに歩むために、自分の頭で考え、解決までを自分ひとりで導ける力を育てましょう。