【Study Support】小学生のオリジナル商品づくり~販売・フィードバック、レポートのまとめ方助言させていただきました。

日本サマーヒル・アカデミー(フリースクール・オルタナティブスクール)では、子どもが主役となり、イベントの企画をしたり小売りを行ったりという「子ども店長プロジェクト」を常設の探究教育プログラムとして取り入れております。

これまで、小学6年生が企画し開催したスマブラ対戦会のほか、現在は、小4のドッヂボール大会、小3はスプラトゥーン大会の企画を進めております。

本プロジェクトは、子どもたちの「やりたい」を、ビジネスワークに留めず社会に出すところまでを伴走支援するものです。

今回は、共同代表大浦絢子が、学術コンサルタントとしてご助言をさせていただいた小学生の商品開発をご紹介します!

完成したレポートをお見せくださり、個人情報を伏せる形でご紹介してOKとのご了解をいただきました。

一部抜粋してご紹介します。

小学生でも、こんな本格的なワークができるんですよと知っていただきたく。

レポートまとめやワークの進め方についてのご助言は1からサポートできますので。

こちらの小学生のワークは、クラフトビールの商品開発から、ご自身で作ったビールをお店で売って、お客さんにアンケートで感想を回答していただいた。その回答結果を整理して、課題や感想を丁寧にレポートにまとめたものです。

まず、私大浦がご助言させていただいたのは、アンケート回収のタイミング。ひととおりのワークが終わり、アンケートのまとめかたについてご質問いただいたことが、こちらのワークとの出会いでした。

探究学習のレポートのまとめ方は基本的に、こんなかんじで、スライドを用いて整理すると良いですよ。

  1. 背景→なんでこのワークを始めたのか+どんなワークなのか
  2. 取り組みの手順→どんな手順で進めたか
  3. 取り組み内容の紹介→進めた順序どおりに写真なども交えて記載
  4. アンケートを取った場合、アンケートの内容、アンケート調査の方法
  5. アンケート結果→集計できるものはグラフにして、自由記述などのテキストデータは、同じような内容の記述をまとめたり、特徴的な記述を抜粋して紹介。
  6. ワークをとおしてわかったこと・課題
  7. 謝辞

と、上記をご助言しまして完成したレポートがこちら。

謝辞にお名前も入れてくださり、もう感無量…

レポートの構成は論文構成の基礎にもなるものです。また、事業開発における事業計画書にも援用できます。

企画を進める際にも、スライドに調べたことや画像などを置きためておくと、資料作成が時短になります。

さて、こちらの探究ワーク、私のご助言に沿って大変丁寧にまとめられています。どんな取り組みをされたかわかりやすいですよね。

親子で進めた夏の大作。

小学生がクラフトビール開発というのも、私個人的にはとっても新しく!!

ビールが飲めなくとも、こうしてお客様へのアンケートを整理することで、商品のブラッシュアップの方法が課題としてわかってくるんですよね。

ご本人も記載されているように、アンケートの設問をもっと増やして、どんなお客さんがどんな回答をされているかまで聞ける内容にすると、例えば年齢による好みの差とか、この味はこの年齢の方にウケるとか、来店時間によっても何かの傾向があるかもしれないとか、ではほかのビールと比較すると??など、いろいろと分析できることが増えてきます!

季節によっても変わってくると思いますしね!

ぜひぜひ、また機会がありましたら第2段取り組んでいただけると良いなぁと。また、こちらのワークをご覧になって、こんな生きた自由研究やりたい!という方がいらっしゃいましたらぜひご参考に。

サポートが必要でしたらお気軽にお声かけくださいね。

今回は、思いがけず、こんなに貴重な親子の探究学習に関わらせていただけたことに感謝申し上げます。

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