【サマーヒル通信】特性のおはなし

本日は、様々な性格の子がいるよね、様々な特性を持った子がいるよねというお話しを、少々専門知識もまじえてしゃべっていたら、みんな聞いていて寄ってきたので、思いがけず良い学習タイムになりました。

人は生まれもった得意・不得意が必ずあります。

そして、不登校の子は、学校というシステムが合わない子や友達との関係、先生との関係、勉強が難しい・簡単すぎる、そんなような背景がありまして、

彼らは、それぞれ持って生まれた得意・不得意のパラメータが、多くの子よりも高かったり、逆に低かったり、でこぼこしていたり、そんな“特性”がクセつよに目立ちます。

クセつよさんたちは、もちろんサマーヒルに来たって丸くなるわけではなく、むしろ才能は突き抜けるまで伸ばしましょうというのが本校の教育方針ではありますが、

でも、社会生活を送るうえで、また、彼らの得意をさらに武器にしていくための、例えばコミュニケーション技術やその子に適した生活習慣や、体づくりなどの基盤はしっかりしっかり習得していただきたいなと思っております。

コミュニケーション技術を取り上げると、まずはいろんな特性を持っている子がいるのよねということを、お互いに知ることが大事。

ちょうど本日は全員がWISC検査を受けたことがある生徒だけでしたので、WISC検査で測定できる4つの知能について、それぞれがどんな得意・不得意を持っているかをお話ししました。

4つはこちら↓↓

言語理解(VCI)知覚推理(PRI)ワーキングメモリー(WMI)処理速度(PSI)

ブログに詳しく説明しているので、ご興味ある方はこちらもどうぞ↓↓

それから認知特性についても少々触れました。

学習の方法もいろいろあって、視覚情報から、文字から、耳で聞いたものから、自分が得意な学習方法は異なるよーというお話し。

いずれも、自分の得意・不得意を、ラベルがある指標で理解しておくこと、友達のこともそのように理解しておくことが、自分をコントロールし、相手と上手にコミュニケーションをとるためのベースになるのでねと。

学校では、会社でもかな、社会ではかな、、「不得意」はひた隠しにしたい傾向がありますでしょう。

そうではなく、生まれ持った不得意は周りもしっかり理解することが、人付き合い、コミュニティや組織づくりのために大事だと思うんですね。

本日は、生徒たちがお互いのことを少し知って、なるほどねーとなり、だからこのケースでこう行動したのねーと、自分のことも相手のことも理解がちょっと進みました。

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