STORY

共同代表・大浦絢子が、自身の子の不登校を機に立ち上げを決意、仲間とともに目指す、「楽しいFirst」で得意をのばし・誰ひとり取りこぼさない学びを支援する「日本サマーヒル・アカデミー」。

本校設立のきっかけとなった当時の小学2年生は、勉強好き・スポーツも好き・友達もたくさん。しかし、公立学校の、集団でみんな一緒に同じスピードで・教科書どおりの学習が進む体制が体に合わず、ストレスとなって体調不良を起こしました。高IQのうきこぼれでした。

この子の不登校を機に、同じような悩みを抱える不登校の子がたくさんいること、現代の不登校は低年齢化していることも知りました。

また、基礎教育+αの教育が個別最適に受けられる“選択できる学校外の学校”がまだ少ないことも知りました。

まだ小学2年生。発達の大事な時期の体づくりのサポートも必要です。

そこで、体操教室(ACE GYMNASTICS STUDIO)を設立した新井 庸太先生と連携し、教育も体づくりも力をいれる新しい形のフリースクールを創設することとなりました。

それが、私たちが立ち上げた、オルタナティブスクール×カルチャー教室融合型の新しい形態の学びの場。

学校の外における個別最適な学びおよび体づくりの環境の確立を目指しております。

新しい教育体制

オルタナティブスクールとは、フリースクールとほぼ同義ですが、「独自の運営体制・教育法を取り入れた学校」、こちらの意味合いがあります。

明確な定義はありませんが、自由に過ごす居場所のみの位置づけだけではなく、独自の教育理念があり、教育も重要視しています。

本校が賛同している教育法は「サマーヒル・スクール」の考え方です。

サマーヒル・スクールとは、イギリスのA.S.Neil(ニール)の思想を取り入れた、今もある学校の名称です。

「人生の目標は幸せになること。それは興味を見つけるということ。」

「“自由な子ども”とは、自らの人生の舵を切り生活を営む自律した子ども(Self-regulated Child)」

ニールは、子どもたちの幸せを一番大事にし、自由を与え、子どもたちが主役となる民主的な学校をつくりました。

サマーヒルスクールには“先生”という概念がありません。何を学習するかも個人の自由です。

日本サマーヒル・アカデミーでは、ベネッセコーポレーションと業務連携をし、基礎学習に進研ゼミの教材を取り入れました。

在籍校の教科書に準拠した基礎学習を本校でサポートすると同時に、学習進度・習熟度を学習記録をもとに在籍校に提出することで、本校に当校することが在籍校での出席に、通知表の記載もしていただけるよう連携をいたします。

オルタナティブスクールは、平日日中「学校に行かない」を選択したこどもたち・さみだれ登校のこどもたちを中心としたスクールの機能を、カルチャー教室は、学校に行っているこどもたちも含め、放課後や土日祝の「ならいごと」としてご利用いただけます。

また、日本サマーヒル・アカデミーでは、さまざまな学びのコンテンツの設置とともに、こどもたちが地域のさまざまな資源や多世代の人と関わる機会をたくさん用意してあげたいと考えており、そのための地域の方々との連携に対し、前向きに活動しております。

地域活動等

  • まなピタネット加盟、神奈川県県央地域のフリースクール・フリースペース等が集まり、不登校・発達にお困りのある方が一度に情報を収集できる大型イベント「学びのビュッフェ」プロジェクトメンバーとして参画。日本サマーヒル・アカデミーでブース出店しました。
  • 座間市社会福祉協議会ボランティア団体に加盟。地域のイベント等の情報共有を行っています。
  • 市内で活動しているシニアのeスポーツコミュニティ「eフレンズざま」、社会福祉協議会と連携してのeスポーツを活用した多世代交流の取り組み企画を進めております。
  • スカイアリーナ座間(市民体育館)団体登録。スカイアリーナを利用した地域住民の健康促進・交流を目的とした大型の体操イベントを定期的に開催しております。
  • 相模が丘商店会加盟。地区単位で開催されている朝市へ足を運び地域の事業者様と交流、子どもによる出店も検討しております。
  • 新生さくら道の会加入。さくら百華の道の保守を目的としたベテラン団体様方と交流を図っております。