【サマーヒル通信】係決めの動きがありました
現在7名程度が在籍する本校。
場所にも慣れて、生活習慣もついてきて、友達同士の距離感の取り方も上手になってきまして。
個性が強い子たちなので、個別教育が適している場面ももちろんあるのですが、社会の中で生きていかなくてはならない以上、人とのかかわりあいを上手くやっていく力を育てることは必須。
本校は少人数制ではありますが、それでも7人がいる1つのコミュニティ。しかもクセがつよめの。
ここで上手に自分のテリトリーを確立できれば、どこに行っても大丈夫です。
さて、生徒たちに新しい動きがありました。
これまでスタッフが気をまわしていたスクールの管理まわり、「係を決めるといいかもね」とつぶやいてみたところ、率先して係決めに動き出した小2がいました。
サマーヒルにはどんな係が必要か考えて書き出し、個別に過ごしていた生徒たちひとりひとりに声をかけて、希望する係を聞き出しました。
それぞれ割り当てられた係を皆さんインプットしていて、役割があると良いみたい。以降毎日自分の役割を思い出しては、例えば「外係」は「外に遊びにいくよー」「何時にするー?」率先して声かけをし始めました。
すばらしいことは、この動きが大人の指示ではなく、生徒が自分たちで動き出し考えたものであること。
これこそ文科省のいう“主体的に学習に取り組む態度”ですね。